先日、灯籠の移設工事の依頼があり、
まずは拝見させて頂くことになりました。
ちょうどお近くにお住まいのお孫さんのお庭の造園工事をさせて頂いたご縁です。
早速、F 庭苑の社長と現地待ち合わせ。
春日灯籠ですね。
竿が長く灯袋が高い位置にあるのが特徴です。
搬出経路もカクニンします。
広い敷地ですので、問題なさそうです。そして移設先は、娘さんのお庭。代々引き継がれていくお手伝いが出来ることは、とても嬉しいです。
実は、石灯籠や大きい景石の処分を依頼されることのほうが多くあり、そういう時は、石屋さんに鑑定依頼をし引き取ってもらうように手配を致します。やはり、大事にしていけるものは大事にします。
今回は、設置するときに「火付け石」(前石)も一緒に据えることにしましたので、石屋さんへ探しに行きました。火付け石とは、灯籠の灯袋に明かりを付ける際に、足をのせる為の石です。灯籠に一番近いところに据えている飛び石のことです。
選んだのは、伊勢御影石です。良い感じの厚さと形でしたので即決、ただこの石もまたどこかの現場で引き取って来たばかりのようでモルタルが付いたままでした。洗うように念を押しておきます。
今回、祖母・母・娘という3代それぞれのお庭を拝見させて頂いていますが、とても庭を大事にされているところが、しっかり受け継がれていて素敵な事だな〜と思いました。
来週から工事スタートです。